助詞

視覚教材

「日本語、苦手」という幼児への助詞指導法

「音声言語が身についていない難聴幼児に助詞の習得は無理」と、医師やSTの方がおっしゃるのを耳にすることがあります。音声で会話ができるというhearingやspeech(いわゆる話しことば)のレベルとlanguage(言語とくに内言語・書きこ...
あそび・教材

幼児に助詞を教える方法~「助詞カード」であそぼう!

はじめに~助詞はどのように指導すればよいか?  「が」「は」「を」「に」「で」「と」「の」といった助詞はそれだけ単独に取り出しても意味を持ちません。助詞は語と語の間にあって、それらの関係をあらわす「機能語」なので、文の中でしか使えませんし、...
助詞

『白いぼうし』(国語4年上)を通して読みとる助詞の「に・で・を」

文章を正確に読み取るために文法知識は必須です。例えば「宙に舞う」「宙で舞う」「宙を舞う」。この3つの「場所」に関わる助詞「に・で・を」は、文にどのような意味の違いをもたらしているのでしょうか? ここでは、国語小4上(光村図書)の単元『白い帽...
日本語文法指導

助詞の指導(1)~助詞理解度の評価・助詞テストを使ってみよう!

実態の把握  子どもが助詞をどの程度理解しているか、その把握はとても重要です。子どもの今持っている力がつかめないと、どこからどのように指導を進めるか指導の計画が作れません。また、指導したのちどれだけ伸びたかも測ることができません。そこで、実...
日本語文法指導

助詞の指導(2)~助詞「が」の指導方法

日本語の文には、基本的な文の型が5つあると言われています(上図)。これらの文型に使われている要素を「必須成分」と言います。使われている助詞は「が、を、に、で、と」の5つ。これらの助詞は、私たちが何かを言いたい・伝えたいと文を作るとき、必ず使...
日本語文法指導

助詞の指導(3)~助詞「が・を」の指導方法

先に述べた基本文型のうち「が」と「を」を使うかたち(第2文型)の指導になりますが、この文型は、助詞「が」のみを使う第1文型とならんで使用頻度の高い文型で、幼児の絵日記とくに年少の頃、この文型は「動作動詞」と共に多用されています(絵日記では主...
日本語文法指導

助詞の指導(4)~助詞「に・で・を」の指導方法

前回までに助詞「が」、「が」と「を」の指導法について説明しました。ここからは「手話」と関連付けた指導法になります。ということは、手話を使わない聴覚口話法の立場からは想像できない指導法ということになります。聴覚口話法は自然法なアプローチを基礎...
日本語文法指導

助詞の指導(5)~助詞「と」の指導方法

助詞「と」の指導   助詞「と」には、いわゆる格助詞と接続助詞の二つの種類があります。接続助詞というのは、「春が来ると、花が咲く」などのように、単文と単文をつなぐときに使われ、「~が来ると」のように動詞基本形+「と」のかたちで使われます。こ...