難聴児の心の発達

インテグレーション・通常学級・難聴学級・通級指導

幼児期から育てたいセルフ・アドボカシーの力~そのためにどんなことをすればよいか?

アドボカシーとセルフ・アドボカシー 「アドボカシー」(advocacy)とは、ある人の生活や権利を守るために、本人に代わって意見を述べることを言いますが、セルフがついて「セルフアドボカシー」(Self advocacy)となると、「自分で自...
難聴児の心の発達

人間関係を楽しめる子どもに育てるために

「ストレスを生むのも、ストレスを解消するのも人間関係の中である。だから、人間は深い人間関係の中で安らぐというのがいい。仲間とコミュニケーションするのが安らぎだというのがいい。だから、おとなだって一人で酒を飲むのはよくない。気の合った仲間と一...
新生児聴覚スクリーニング・乳幼児教育相談

心の根を育てるために

「親と子は別れるためにいっしょに暮らす」ということばがあります。生まれてからまだ数年しか子育てを経験していないお母さんたちにとっては、子どもと別れる?!とてもイメージできないことばかもしれません。 聾学校の乳幼児相談に通うお母さん達は、毎日...
難聴児の心の発達

“魔の2歳児”~どう対応する?

2歳頃の子どもの心理。なんでもかんでも「いや!!」一度気に入らないと「いや!」の連発で困ったという親御さんは多いのではないでしょうか? のどが渇いて飲み物を欲しがる。「じゃあ、牛乳飲む?」と出しても「いや!」。「じゃあ、リンゴジュースにする...
当事者・本人(メッセージ・体験談・作文)

「ディナーテーブル症候群」~「マイノリティ体験」を通して知るきこえない子の疎外感

「ディナーテーブル症候群」ということばがあります。周りが皆聴者の家族で楽しく食事や会話をしているときに、難聴児ひとりコミュニケーションの輪から外れている。その時に生じるきこえない子の疎外感や情報アクセス不足から生じるマイナス面。日本では以前...
当事者・本人(メッセージ・体験談・作文)

心が育つ家庭での関わりとは?~早瀬憲太郎さんの場合

名称未設定のデザイン - 1 きこえない子どもたちは他者の心を想像することが苦手と言われます。「心の理論」をみる検査を使って調べると、確かにそのような傾向がみられます。他者の心を想像する力が弱いと人間関係においても「空気が読めない」とか「相...
難聴児の心の発達

難聴児の心の発達~イヤイヤ期・行きつ戻りつ成長する子どもたち

難聴児の認知・言語の発達(1)~(5)で、難聴児は、0歳後半頃より親子の愛着関係と認知機能としての象徴機能(symbol)が発達し、①手話では1歳前後に初語が獲得されること。しかし、1歳代の言語はまだモノとの1対1の「ラベリング」的要素が強...
難聴児の心の発達

なぜ、難聴児は「心の理論」(「認知的共感」)の獲得が遅れるか?

人とコミュニケーションする時、「Aさんは、私がこう言えばどう思うだろうか? それならどういう言い方をすればいいのだろう?」といった、他者の気持を想像し、自分の言動を調整することはとても大切なことです。こうした他者の気持ち・感情を知的に理解す...