日本語の文には、基本的な文の型が5つあると言われています(上図)。これらの文型に使われている要素を「必須成分」と言います。使われている助詞は「が、を、に、で、と」の5つ。これらの助詞は、私たちが何かを言いたい・伝えたいと文を作るとき、必ず使う助詞です。この中に助詞「で」は含まれていません。「で」は文を詳しくするときや文をつなぐ(接続助詞)ときに使われる助詞なので、この必須の文型にはないのです。
「助詞カード」を作ってあそぼう!
ねらい
助詞を意識し興味を持たせるために、カード化して物や人に当てて文づくりを楽しむ。
あそび方
上図のような助詞カードを作り、実際のモノ・人などに当てて使います。次に人形などに当てて使ったり、絵・イラストなど描かれたものに当て文を作って遊びます。助詞カードは、まとめて作りますが、最初は『が』1つだけでやります。
助詞カード「が」を使ってあそぶ
助詞「が」は、そのものやこと、人などについて言いたい時に使います(主語とか動作主など)。日本語の5つの基本文型には、どの文型にも「~が」が使われています。ただ、日本語の文では、日記など主語がだれかがわかりきっている場合は省略されることも多いです。
「が」を使って二語文を作ろう!
第1文型「~が+述部」の文の述部には動詞、形容詞、名詞のいずれかが使えます。品詞分類の方法を学習すれば、述部に使う品詞を下図のように「品詞カード」を使って文を作ることもできます。
例:スマホに助詞カード『が』を当てながら二語文を作ってみましょう。
*「スマホが あります」「スマホが壊れた」・・述部は動詞。
*「スマホが 安い」「スマホが きれいだ」‥述部は形容詞(またはなにで名詞)。
*「スマホは 機械です」「スマホは 私のです」・・述部は名詞。
◎第1文型の構文には、述部にくる品詞によって以下の3つの種類があります。
〇述部が動詞の文⇒動詞文
(「鳥が 飛ぶ」)
〇述部が形容詞の文⇒形容詞文
(「空が 青い」)
〇述部が名詞の文⇒名詞文
(「私が 山田+です」「海が 静かだ」
参考になる記事
☆本ホームページ>YouTube日本語講座>第16回助詞「が」を使って文を作ろう!https://nanchosien.blog/postposition-ga/