第17回 質問文の作り方&助詞「が・を」の使い方(19分)

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今回の学習内容

質問文(疑問文)の作り方

 日本語の質問文の作り方は、英語のように語順を変える必要がないので簡単です。長い形(ていねい形=ます・です形)なら最後に「か?」(例「食べますか?」「大きいですか?」、短い形ならそのまま語尾をあげるか、「の?」をつけるだけ(「食べるの?」「大きいの?」)。
 また、誰かに質問するとき、質問詞(疑問詞)を使って問いかけます。質問詞としては、以下のようなものがあります。

時数詞に対応⇒「いつ」「いくつ」「いくら」「どれだけ」など

名詞に対応⇒「だれ」「なに」「どこ」など

形容詞に対応⇒「どんなだ」

動詞に対応⇒「どうする」「どうなる」

 今回は、例文に「なに」「どんなだ」(形容詞文)、「だれ」「なに」「どうする」(動詞文)をとりあげています。このような質問詞が例文のどの部分と対応しているのか、品詞カードを使って実際に動かしながらたずねると、理解が容易になります。

助詞「が・を」の使い方

 前回は、助詞「が」を使って作る文の練習をしましたが、今回は、「が」と「を」を使って作る文の練習です。日本語には、「~が+述部」という、助詞「が」だけが必要な文のかたちがあります(上左図)。このかたちで名詞、形容詞、動詞を使うことができますが、「を」は使うことができません。必要な情報は1つだけというのが特徴です。
 これに対して、「~が~を+述部」となる文のかたちがあります(上右図)。この文のかたちでは、述部に名詞や形容詞は使えません。使えるのは動詞だけです。また、全ての動詞がここに使えるわけでもありません。問題プリントをみればわかりますが、必ずその行為・動作をする人や生き物(主語)があり、そしてその行為・動作の対象となる「目的語・対象語」を必要とする動詞です。言い換えると、情報が2つ必要な動詞です。今回は、助詞「が」と「を」が必要な文のかたちがあるということ、質問詞を使って「だれ(なに)が・なにを・どうする?」という質問文が作れることを学習します。

使用テキスト・問題

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