第27回 動詞活用の見分け方(11分)

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 この動画シリーズ第8~11回「動詞の活用」で、動詞を3つのグループに分けてそれぞれの活用の仕方を学びました。しかし、これらの活用の中で、3グループの「来る」と「する」を除くそれ以外の動詞の活用、例えば「食べる」はどちらのグループに入るのか、「飲む」はどちらのグループに入るのかなどについてはまだ学習していませんでした。
 そこで今回は、それぞれの動詞がいったいどちらの活用グループに入るのか、その見分け方について学習したいと思います。

今回の学習内容

 まず、テキスト最初のページの1グループに分類されている動詞(4つ)と2グループに分類されている動詞(4つ)を見て、それぞれの動詞活用練習表(「第8回動詞の活用」参照)を参考にしながら、それぞれのグループにどのような活用ルールがあるのか考えてみましょう。
 今回は、動詞「マス形」を使った動詞活用の見分け方を紹介します。「ナイ形」を使う方法もありますが、きこえない子には「マス形」のほうがわかりやすいので、基本形の動詞をまず「マス形」にしてみましょう。

1グループ動詞の場合は・・・

 テキストの1グループ動詞「たたむ」「あらう」「乗る」「切る」はそれぞれ「たたみます」「あらいます」「のります」「切ります」と、どれも「ます」の前が「イ段」になることがわかります。

2グループ動詞の場合は・・・

 2グループはどうでしょうか?「きがえる」「出る」「食べる」「寝る」は、「きがえます」「出ます」「食べます」「寝ます」で、すべて「ます」の前は「エ段」になることがわかります。これが見分け方のルールです。
 
 つまり、動詞を「マス形」にして「ます」の前が、イ段であれば1グループの活用、エ段であれば2グループの活用をすることがわかります。これが動詞活用の見分け方です。

2グループ動詞の例外~「特別な2グループ動詞」

 動詞活用の見分け方の基本ルールは、これでわかりました。しかし、文法規則にはしばしば例外が伴います。このルールにも実は例外があります。「ます」の前がイ段でも、以下の9つの動詞は1グループではありません。これは「特別な2グループ」なので、「例外」として覚えておきましょう

「着る」(*「切る」ではありません) ②「できる」 ③「浴びる」    

④「起きる」 ⑤「借りる」 ⑥「見る」  

⑦「降りる」 ⑧「足りる」 ⑨「いる」

使用テキスト・問題

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