発達の診断と評価

動詞

「ことばとかず」を学べるオリジナル教材~「くまちゃんの一日」すごろく(幼児・低学年対象)

きこえない子の苦手な動詞と二語文の習得とかず概念の習得をねらいにした総合的な学習教材を作ってみました。ダウンロードしてプリントアウトすれば使えます。お子さんと一緒にあそびながら、ぜひ使ってみてください。 すごろくを作る材料となるイラストとす...
発達の診断と評価

J.coss(ジェイコス・日本語理解テスト)~結果の見方と指導の方法

検査の特徴と実施方法  どのような検査にも長所も短所もあります。Jcossについての長所・短所は上記のようなことがあげられます。その点を理解しておきましょう。 幼児期は1対1の個別で検査を行いますが、小学生以上では、問題の絵をプロジェクター...
発達の診断と評価

J.coss(ジェイコス・日本語理解テスト)~幼児期での活用方法

この検査は、幼児期から大人までの幅広い年齢の方の日本語の語彙力・文法力(主に文法力)をみることができる検査です。といっても、検査で調べられる年齢の幅はだいたい3歳から小学校4年生くらいまでの日本語の文法力です。それ以上の年齢の文法力はみるこ...
難聴児の認知・言語の発達

「学習言語」の世界に入れる力、大丈夫?~年長・低学年時のWISC検査のここに着目!

生活言語から学習言語へ 「学習言語」の世界の特徴  小学校5年生の算数で「割合」を学習しますが、この「割合」というものは、目に見えるものでも実際に存在するわけでもありません。あくまで頭の中で考えられた抽象的な概念です。また、物理学や化学の世...
発達の診断と評価

動詞語彙数、どうやって調べる?~「動詞語彙チェック30」の使い方

保護者からの質問  「わが子は聾学校幼稚部年長組に通っていますが、先日、獲得している言葉の数、とくに動詞が少ないこと、動詞が少ないと文が読めないと言われました。わが子は聴力100dB補聴器装用で手話で会話することが多く、中等度難聴や人工内耳...
生活言語と学習言語

『9歳の壁』越えていますか?~「比較3問題」でチェックしてみよう!

『9歳の壁』とは、言語や思考のレベルが、抽象的思考ができる小学校高学年の発達段階に到達できず、その前の低学年段階にとどまっている現象のことで、聴覚障害児の特徴といわれることがあります。言い方を変えると、客観的な思考や抽象的思考ができる「学習...
発達の診断と評価

難聴学級児童に育てたい言語力・思考力~そのためのアセスメントの方法

難聴学級に入ってくる子どもたちの実態 聴覚障害のある子どもの就学先として、聾学校、普通小学校難聴学級・通常学級、聾学校以外の特別支援学校・学級があります。このうち、普通小学校の難聴学級・通常学級に通う場合(いわゆるインテグレーション)は、基...
発達の診断と評価

WISCⅣ検査の伸ばせる項目・伸ばしにくい項目~どのような対応が必要か?

WISC(ウェクスラー知能検査)は、就学時健診や難聴児の認知・言語の評価などに用いられる検査です。「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」の4つの領域について、同年齢集団の中での相対的位置づけをIQ(合成得点)で算出したり...
発達の診断と評価

難聴幼児の「ことばのチェックリスト(年少・年中版)」でことばの発達をチェック!

難聴児は語彙が少ない、と言われます。では、どうやって語彙を増やせばよいのでしょう? 日々の生活の中で、様々な体験や実物との出会いの中で、ただ用を足せば終わりというルーティーンな会話でなく、その都度、そのモノやコトの概念を深めひろげるていねい...
発達の診断と評価

絵画語彙発達検査の効果的な使い方

この検査は、聾学校幼稚部や小学部、難聴学級児童の語彙力を測定するときに比較的よく用いられる検査です。問題に絵が用いられており、それらの絵が日本語でなんというのか、子どもに絵を指差しさせるだけの検査なので、難聴児であっても着席して検査に乗れる...
発達の診断と評価

難聴児の日本語力評価に使う簡便な検査は?

難聴幼児・児童の支援・指導においてまず最初にやることは、子どもの発達を客観的に把握し、課題を明確にして対応を考えることです。その見方として、日本語の面だけをみるのか、認知や思考と言語との関連でみるのか、二つの見方がありますが、ここでは、日本...