第14回 形容詞の活用(14分)

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形容詞は動詞と同じようにさまざなに活用します。ただ、動詞には4つの活用パターン(1グループ動詞、2グループ動詞、3グループ動詞の「する・来る」)がありましたが、形容詞の活用はただ一つです。その活用パターンは下の図のようになります。この表は、「使用テキスト・問題・教材」のところからダウンロードできます。

今回の学習内容

 今回は、形容詞がどのように活用するか、「(値段が)高い」という形容詞について、親子の会話で考えてみます。ここでは「このりんごは、高い高くなる高くない」の3つを扱っていますが、問題の2では「高いので買えない」「高くて買えない」「高いりんごは買えない」などの使い方も提示しています。ただ、時間的に、今、これらのさまざまな使い方を学習することはできないので、このあとの形容詞の学習で扱っていきます。
 形容詞の活用はどの形容詞も同じですが、下の図のように「いい」だけはうまく当てはまりません。例えば、「いかった」は「よかった」になりますし、「いくなる」は「よくなる」になります。「よい」の活用と同じになるのです。ここだけ覚えておけば使い方を間違えることはありません。
 また、ここではとりあげていませんが、形容詞「大きい・小さい・おかしい」に似たことばで、「大きな・小さな・おかしな」ということばがあります(例『大きなかぶ』「おおきなのっぽの古時計」「大きな栗の木の下で」など)。これは形容詞と間違えやすいことばですが、活用のない「連体詞」で、うしろに名詞が続く時だけしか使えません。

使用テキスト・問題・教材

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