形容詞はもの、こと、心の様子などをあらわすことばです。疑問詞(質問詞)では、「どのような」にあたります。私たちはまわりのことを知るときに視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などのいわゆる五感を使って感じとりますが、この五感に関わることばの多くは形容詞です。
また音韻の特徴は、基本形では最後の文字(音・オン)が必ず「~イ」になる特徴があります。 さらに、形容詞の中には心の様子を表すときに用いられる「~しい」となることば(しいことば)や、ものごとを比べるときに用いられる「はんたいことば」(くらべことば)などがあるのも特徴です。今回は、このような形容詞の特徴について調べてみます。
今回の学習内容
形容詞はものごとや気持ちの表現など、ようすをあらわすことばです。ここでは、五感を含む8つのカテゴリーにわけて形容詞を分類してみましょう。今回のテキストの最初にあるような、形容詞の分類表をつくって、言葉探しをしてみるとよいと思います。このような活動をすることで、私たちの五感をあらわすことば、とくに聴覚、嗅覚、味覚をあらわすことばは決して多くないことにも気づくと思います。
次に、形容詞の音韻の特徴として、必ず基本形の語尾が「い」で終わることにも気づかせましょう。動画では時間的制約から初めから「い」で終わることを提示していますが、学校や家庭では、形容詞さがしをするときに、形容詞は「い」で終わることを子どもに発見させると楽しく学習できると思います。
次に、形容詞の中には、「~しい」で終わる気持ちを表すことばがたくさんあることを学習します。「~しい」で終わることばをさがしてみるのも楽しいと思います。