「リファー(要再検査)」となったお子さんのお母さんと家族の方へ

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 「わが手に抱いた赤ちゃんの耳が聞こえていないかもしれないと言われた時、深い不安と混乱の中に突き落とされた。子どもにどう接したらいいのか、ガラガラを振ってみても子守唄を歌ってみても、この子には届いていないのかもしれないという疑心暗鬼に襲われた。赤ちゃんに何よりも大切な、母親の明るい笑顔を、私は与えられなかった・・」

  これは、新生児聴覚スクリーニング検査で、「リファー」(要再検査)と言われたお母さんの言葉です。多くの方がきっとこのような不安な気持ちになられたのではないでしょうか。確定診断までのあいだの長い時間。不安と焦燥の中におかれたこの時間をどう過ごせばよいのでしょう。いったい、なんのための検査なのか、「3~4か月くらいまで正確にはわからないのだったら、そのときに調べればよいのではないか?」 その通りです。本来は3~4か月に検査をすればよいのですが、3~4か月頃の赤ちゃんは目覚めている時間が長くなり、手足を活発に動かすことも多くなるために、なかなかこのような睡眠状態での検査ができず、また、きこえの検査を受けるためにわざわざ病院に行くのも大変なことです。そこで実施されるようになったのが、生まれた赤ちゃんがまだ入院中で、自然に眠っている新生児期にできる検査でした。

  しかし、「リファー」を告げられたお母さんや家族の方には必要以上に不安や心配を与えることになってしまったのも事実です。聴覚障害があるのかないのかもわからないのに、「リファー」と言われたおかげで「聞こえていなかったらどうしよう?」「聞こえなかったらどう育てていけばいいのだろう?」「聞こえないということから逃れる方法はないのだろうか?」と、先々のことが心配になるのは当然のことです。長い妊娠期間を終え、やっと待望の赤ちゃんを胸に抱いたばかりの時期、わが家に初めて赤ちゃんを迎え入れ、これから新しい家族として一歩を踏み出すスタートの時に、大きな不安が目の前にぶら下がっていることは本当につらいことだと思います。

 では、きちんとした診断がつくまでに時間がかかるとしたら、いったいこの時期をどう過ごせばよいのでしょうか? きこえてもきこえていなくても、この時期、大切にすべきことはどんなことでしょうか? そんな悩みについて、相談にのってくれるところはあるのでしょうか? この冊子は、そうした保護者の方の不安の解消に少しでも役立てばという願いを込めて作られた冊子です。

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