第6回 品詞カードの作り方(指導者用・5分)

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 今回は、「品詞カード」の作り方について説明します。品詞カードは、ホワイトボード上に貼り付けて、日本語の文の構造を一目でわかるようにするとても有効な教材です。ぜひ、作ってみてはどうでしょうか。なお、今回は教材の作成ですので、テキスト等はありません。

準備するもの

 まず、準備するものは、色方眼紙(黄色=名詞、ピンク色=時数詞、黄緑色または薄緑=動詞、水色=形容詞)です。とりあえず4色準備します。色方眼紙はネット販売でも購入できます。A3版1枚で80円前後です。名詞(黄色)と動詞(黄緑)は少し多めにあるとよいでしょう。
 それから、図書館の本などに貼り付けてある透明のカバーフィルム(ブックカバー)。これもネット販売で購入できます。私はニチバンの粘着剤付きロールタイプ(2m×35cm)を使っています。500円前後です。
 マグネットシート(粘着タイプ)1枚600~700円。厚めのもののほうが粘着力が強いです。

作り方

色方眼紙を準備します

 色方眼紙の黄色(名詞)、ピンク色(時数詞)は、長方形に切ります。サイズは、筆者が使っているのは縦5.5cm×横16cmです。このサイズでカットしていくと、A3版から16枚とれます(因みに、通常の教室の黒板で使用するのであれば、9cm×21cmくらいに切ります)。

色方眼紙の切り方

 カラー方眼紙の黄緑色(動詞)、水色(形容詞)は、まず名詞などと同じ長方形に切った後、長い辺の端から3cmくらいのところに印をつけ、短い辺の真ん中から切って、横長ベース型にします。

ブックカバーを掛けます

 それぞれのカラー方眼紙の色面全面を覆うようにカバーを掛け、内側に1cmくらい織り込みます。その時にしわがよらないように気を付けます。粘着剤は付いていますが、端っこは、必要に応じてセロテープ等で補強しておくとよいでしょう。

マグネットシートを貼ります

 カードの裏面にマグネットシートを適当な大きさに切ってはりつけ、黒板等に貼っても落ちないようにします。これで完成です。
 カードの裏面にマグネットシートを適当な大きさに切ってはりつけ、黒板等に貼っても落ちないようにします。これで完成です。
 
 ホワイトボードマーカーなら何度でも文字を書いたり消したりして使えますが、油性マジックは消えないので注意が必要です。
 さらに、児童用としては付箋紙をカットして品詞カードを作成すると、児童が机上の紙面上または小さなホワイトボード上で、カードを操作しながら文の構造を学ぶことができます。

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