今回の学習内容
単語は、品詞に分けることができます。文法指導の初期段階では、「時数詞」「名詞」「動詞」「形容詞」「助詞」「(助動詞の)です」の6つを取り上げます。この中で、「時数詞」というのは「江副文法」(新宿日本語学校長江副隆秀氏の考案された日本語文法理論)による分け方で、時間、数、量をあらわす品詞です。例えば「明日、行きます」「3つ、下さい」など助詞を伴わない使い方ができるのが特徴です。
品詞の分類は、学習指導要領では中学の国語で扱いますが、日本語の指導とくに文を作るうえで不可欠なので小学校1年で取り上げます。ただ、1年生ではまだ品詞の概念をきちんと理解することは難しく、使っていく中でだんだんと理解できていきますので、ここで完全にわかる必要はありません。