難聴者への理解を深める~『難聴理解かるた』を使ってみた(動画)

当事者・本人(メッセージ・体験談・作文)
この記事は約2分で読めます。

 本会から出版している『難聴理解かるた』(以下『かるた』と略)は、通常学級に通っている難聴児の支援などのために、通常学級担任の先生、難聴学級や聾学校通級担当の先生、難聴児をお持ちの保護者の方、医療機関や発達支援機関のSTの先生方によく使っていただいている人気教材です。

 また、最近は「セルフアドボカシーが大切」ということで、障害ある当事者が、よき自己決定をするために、周囲に積極的に働きかけ、環境を改善することが重視されるようになってきたこともあり、この『かるた』がよく使われています。 『かるた』の使い方は、例えば通常学級に難聴学級担任等が入り、「難聴理解授業」をするときに使ったり、「障害理解・自己理解」が進んでいない難聴児の個別指導の時に担当者が児童・生徒自身の理解を促すために使ったりなど、さまざまな使い方があります。

 では、難聴の成人の方にはどうでしょうか? 確かに『かるた』作成時は、学校に通う難聴児童・生徒を想定して作ったのですが、意図するところは難聴成人の方も同じということで、地域の手話サークルや自治体の手話講座、難聴者ご本人による講演などの中でよく使われています。
 以下は、熊本県聴覚障害情報提供センターで作っているビデオマガジン『みるっく』(2021.7月号)の中で紹介されている「かるた遊び!」です。サークルなど少人数でやる「かるた」の遊び方。ここでは三人の方が登場し「かるた」を楽しんでいます。難聴のお子さんがおられる家庭でも工夫して遊べそうですね。以下、YouTubeからご覧ください(著作権者の許可を得て掲載しています)。

関連教材

★『難聴児はどんなことで困るのか?』 難聴児支援教材研究会 A5版 72頁 700円https://nanchosien.blog/hearing-impaired-problem/#trouble

☆『難聴理解かるた』 難聴児支援教材研究会 2,000円
https://nanchosien.blog/advocacy-card/#advocacy-card

タイトルとURLをコピーしました