ワーキングメモリーに関するこれまでの記事一覧
これまで、「短期記憶」や「ワーキングメモリー」に苦手感をもつ子どもをどう指導・支援していくかについて書いてきました(下記参照)。
第 1回 『日本語苦手!~ワーキングメモリーが苦手かも?』 2025年12月
第2回 『ワーキングメモリーが弱い難聴幼児の日本語力の伸ばし方』 2026年2月
第3回 『WMの弱い子~文字かるた・単語かるたでことばの力を伸ばす』2026年3月
第4回 『あいうえお・五十音すごろくであそぼう!』 2026年4月
第5回 『ワーキングメモリーが苦手な子~練習問題をやってみよう!』2026年5月(今回)
練習問題プリントについて
今回(5回目)は、これまでのまとめとなる練習問題プリントです。「文字・単語かるた」や「五十音すごろく」などであそんだら、ぜひこの問題をやってみましょう。
問題プリントの中には、線を引いたり、丸で囲んだり、□の中に文字を書く問題などがあります。WMなど記憶系の力が弱い子も書字動作が苦手な子も、この問題プリントで少しずつ練習していくと同時に、子どもがどの程度書字動作がスムーズにできるかみてみましょう。もし、書字機能・動作に課題がみられる場合は、楽しく学べる市販の「迷路」や「塗り絵」、お絵かきなどで、遊びながら自然に書字機能の向上が図れるよう取り組みましょう。
問題プリントに出てくる単語は、これまで遊んできた「単語かるた」や「すごろく」で使った1~2文字の単語です(一部3文字単語あり)。プリントの枚数はA4版で15枚。「読む」だけでなく「書く」ことも練習できるように作成しました。難易度のレベルは以下の3段階です。
レベルⅠ:問題1~問題8


絵と単語を線で結んだり、単語を丸で囲んだりする問題です。□の中のことばは少し薄めの濃度で書いてあります。「書きたい」と思う子は、文字をなぞって書かせてみてください。この段階では書き順は問いません。第
レベルⅡ:問題9~10


問題の絵と文字を見て手話や指文字に変換してみましょう。また、□の中の文字をなぞってみましょう。
レベルⅢ:問題11~15


問題の絵をみて、□の中にことばを書きましょう。問題はほぼ50音順にならんでいます。「一文字・二文字かるた」や「五十音すごろく」で遊んだあとならきっと覚えていると思います。
練習問題ダウンロード・注意点
以下に15枚の練習問題プリントのPDFを添付しておきますのでダウンロードして使って下さい。
問題をやる時の注意点ですが、1枚のプリントをやったらそれで終わりでなく、例えば、①問題プリントの答えを隠してもう一度やってみる、②翌日、もう一度確認してみる、③答えに関連することをきいて知識を拡げる、例えば、答えが「手」なら、では、足、顔、頭、目、耳などもわかっているかきいてみる、あるいは、答えが「雨」なら「冬に降ってくる白くて冷たいのは?」など関連させてきいてみるなど、発展させてやってみましょう。そうすることで、関連付けて覚えるので記憶に残りやすくなり(エピソード記憶)、また、語彙や知識を拡げることができます。
